蟋蟀在戸


-

蟋蟀戸に在り
(きりぎりす とにあり)

きりぎりすが、戸口で鳴くころ

-




𓆱






𓅫






「見て!鳥さんがいっぱい」



子どもが空に向かって指をさす



渡り鳥が列を成して飛んでいる







穴の空いたどんぐり



小さな手のひらから差し出される
柿のたね



大きな落ち葉で作る
葉っぱのお面



秋なんていつも気づかないうちに
終わってしまうと思っていたのに
今年はたくさんの秋をみつけてた









膝を抱えて座り込みたくなる


そんなひとりの夜に




今日の思い出が
そっと寄り添いますように



寫眞と暦

日々を彩るもの。 こころ踊るなにか。

0コメント

  • 1000 / 1000