蒙霧升降


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蒙霧升降す
(のうむしょうこうす)

深い霧が立ち込める

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風が涼しいと感じる。

寒蟬の声が聴こえる。

鈴虫が鳴いている。

あんなに暑くて耐えられなかったのに
いつの間にか、秋を目の前に感じる。

季節が巡るのは早い。

今年の夏は何をしただろうか。
かき氷食べてないなあ
あれだけ欲しいと思ってた風鈴を
買ってないなあ
花火してないなあ
とか。



いつも以上に何も出来てない気がして、
夏に置いていかれるような気がして、
必死に追いかける。

遠く、向こうに見えている入道雲は
私の存在に気づいているだろうか。

寫眞と暦

日々を彩るもの。 こころ踊るなにか。

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